※加筆中


薬物について元乱用者からの助言


個人的に納得いかない部分が多々ありますが、まず厚生労働省が公布している“ご 家族の薬物問題でお困りの方へ”のPDFを一読する事をお勧めしま

また自分が薬物依存で更生したい場合“SMARPP‐24 物質使用障害治療プログラム ISBN-9784772414302” の一読をおすすめします

SMARPPは日本で受けられる最もポピュラーで最先端の行動認知療法です、そして読んでがっかりしてください、日本の依存治療はそれだけ他の先進国より遅 れています


それではあなたは(若しくはあなたの家族が)使用している薬物について知識を保つ必要があります

以下に薬物(違法ドラッグ)について私の経験を踏まえつつ簡略的に説明します


―――以下自分が勝手に書きたかっただけの場所―――


・アンフェタミン、メタンフェタミン系 (半減期約12時間)

    主に日本国内で最も違法流通してるものがこれに当たります(主にメタンフェタミンです)

    覚せい剤、シャブ、S、冷たい物、冷却材などと謳われ流通しています

    日本国内で流通しているものに関しては基本混ぜものが含まれています、中にはドーパミンとの相互作用が期待されるセロトニン系薬剤を混ぜているものもあります

    ドーパミン系とセロトニン系の両用は多大な幸福感を与えると同時にセロトニン神経に大きなダメージを与え鬱や依存度を増幅させる作用があるようです(使用談)

    加筆時日本では1g約3万円から4万円程で流通(相場は年々上昇傾向です)しています、一度の使用は30mg程度からですが使用量に限度は無く次第にその量は増えていき依 存度を増します

    これらは人伝いによるアナログな情報共有やダークネット(tor)を主に新規顧客の取り入れを行い以降は個人サーバーの捨てアドや匿名を重視したメールやチャットアプリで デジタルな取引が行われます

    取引は手押し(指定した場所で会いその場で現金と交換する)やATMや各種ギフトカードでの送金による郵送(日本郵 便やヤマト運輸、局留め、営業所留め含む)等 で行われます

    警察の尿検査では、フェニルアミノプロパン(アンフェタミン)、フェニルメチル アミノプロパン(メタンフェタミン) と告知され、医学的論文ではMAと略されます

    依存については後記のカチノン系に比べ穏やかで副作用である統合失調症様状態(妄想、注察妄想)にもなりにくいです

   

・カチノン系 (半減期約6時間)

    2012年頃、一世を風靡した薬物です、種類は多彩で強烈な多幸感をもたらしたり覚醒感を与えたりします

    一番有名なのがα-PVPやPentedroneです

    α-PVPは短期間に依存度、リピート率を上げるため当時国内で流通した脱法ドラッグのほぼ全てに混入されてました

    一方Pentedroneは性欲を強烈に掻き立て国内においてはα-PVPに少量混ぜて流通していました

    どちらも覚せい剤より短期間で依存状態が成形されるため厚生労働省は早急に指定薬物、覚醒剤指定を決断しました、その数は2015年時、包括指定 で827 物質にも及びます、一度にこれほどの数が規制された例は過去にありません、それだけ事態は深刻だったのです

    これらは統合失調症様症状(妄想、注察妄想)が短期間(1、2週間)で出現するので大変危険です

    使用後の後遺症(使用期間から約3倍)はあらゆる刺激に過敏になり治療も困難です

    しかし、厚生労働省の指定薬物指定、覚醒剤指定により現在流通量はとても減少していますが、今でも化学式を変え覚醒剤と同様のルートで流通しているようです(体験談)


・コカイン系 (半減期約1時間)

    これに関しは使用歴が無いのであまり話せません

    覚醒剤やカチノン系は注射器や加熱(炙りと言われる)による気化摂取、経口、直腸からの摂取が殆どですがこれはスニッフといい粉体を鼻から摂取します

    点鼻薬と同じ原理ですが覚醒作用と麻酔作用があり顔が焼けるように血が巡り痺れと同時に高揚作用があるようです

    半減期の短さから一度に何度も使用する傾向があるようです

    国内での流通量、摘発数はわずかです、近年の報道では声優の高部あいが所持で逮捕された(2015年)程度でしょうか、


・カンナビス系

    いわゆる大麻です、葉っぱ、野菜、ガンシャ、420、などと呼ばれ流通しています

    一応使用歴(私が使用したのはディーゼル、大麻には品種があります)はありますが、正直効果は実感できませんでした

    効果は何にでも許せるような幸せな気分、幸福感が強いようです

    大麻を一部では合法化するよう活動したりそういった言動が観られる事が多々ありますがこれは大麻に後記する幻覚作用があるために起こると思われます

    厄介なのは本人がそれを自覚していない所です(幻覚剤も同じく)

    更に厄介なのは大麻の成分カンナビノイド(HTC)を科学的に変化、生成した合成カンナビノイドです

    これらは法規制をかいくぐるため大麻の化学式からかけ離れ極度の鎮静、若しくは興奮をもたらします

    更に危険なのが化学式にフッ素の付いた合成カンナビノイド(MAM-2201麻薬指定済み等)です、これらは代謝時 にモノフルオロ酢酸等の神経毒を生成し神経に悪影響をもたらし極度の しびれや後遺症をもたらします

    しかし、現在では合成カンナビノイドは法規制が進み流通度はほぼ壊滅しました、大麻自体は覚醒剤に続き2番目に摘発 数が多く流通しています


・幻覚剤 (半減期3~6時間前後)

    将来性があり最も多く語らなければならない薬物です(筆者談)

    セロトニン受容体や交感神経に作用し幻覚、覚醒、恍惚感を与え、また、セロトニンが過剰に放出されるためうつ状態の 解消にもなります(筆者談)

    幻覚剤といえば見えないものが見えるという代表的な効果がありますがその効果は種類によって違い主に4種類に別れます

    多くの幻覚剤がアレクサンダー・シュルギンによって開発されPiHKALという 書籍を出版しそれによって流通されました

    ・MDMA系

        6-APBと5-APBを使用しました、覚せい剤と幻覚剤の両方の側面を持ちます意識は覚醒し視覚と聴覚を刺激し創作や芸術に大きく作用します、

    ・シロシビン系

        もともとはシロシビン(幻覚作用を持つキノコから生成された薬物です) 4-HO-METと4-ACO-Detを使用しました、イメージしやすい幻覚剤です、視覚に虹色のブラーがかかったり曼荼羅模様が見えるような効果をもたらし同時に幸 福感も出ます

    ・LSD系

        自分は1P-LSDなので少し違いますが常時ニヤけてどことなく幸せな気分でした、LSDでは強烈な幻覚作用が出現するそうです

    ・2C-B系

        Bk-2C-Bを使用しましたが正直よく分かりませんでした

これら幻覚剤も税関の規制強化により入手は困難です


・解離性麻酔薬系

    これも使用歴は少ないですが主にNMDA受容体に作用し時間の感覚を狂わせます

    時間感覚はとてつもなく、それこそ3分程度に感じる時間が実時間では3時間を超えます(使用したのは3-Meo-PCPでした)

    主な種類としてPCP系とケタミン系に別れます、ケ タミンは微量の使用で抗うつに効果があると期待されています

    また個人輸入や市販薬などで入手できるものもありDXM(メジコン)、コンタックSTなどがそれに当たります

    小容量で良い気持ちになり高用量で幻覚や自意識との分裂等個人差は大きく多彩な作用があり合法な事もあって掲示板などで交流が盛んです


・オピオイド系

    これについて違法系は語れません

    しかしドラッグストアや個人輸入で入手できるものもありその効果はうたた寝をしてるかのような安らぎ感を与えます

    主なものとしてコデインとトラマドールがありどちらも高用量で吐き気が生じます


・ベンゾジアゼピン系 (半減期6~24時間以上)

    現在でも個人輸入による合法的な入手や医師による処方が可能な薬物です

    主に安定剤、眠剤、抗てんかん薬として処方されています

    一番悪名高いのはデパス(エチゾラム)とハルシオン(トリアゾラム)で、どちらもマル向(麻 薬及び向精神薬取締法扱い)で輸入や個人間での横流しは法律で罰せられます

    前者は安定剤で後者は眠剤です

    薬物依存者間では主に他の薬物による興奮状態や不眠状態を鎮めるために使用しますがベンゾジアゼピン単体による安心感を求めて乱用する事も多いです

    これらの薬物は連用、反復利用による耐性の形成、離脱症状が深刻です

    薬の作用が切れた際に落ち着きがなくなったり言われもない不安感に陥ります

    私もデパスによる依存を経験しておりその危険性は周知しています

    比較的安全なベンゾジアゼピン系もあり主に安定剤、眠剤、抗てんかん薬としてリボトリール(クロナゼパム)、眠剤としてベンザリン、ネルボン(ニトラゼパム)等があります


―――以上自分が勝手に書きたかっただけの場所―――


半減期について

    薬物を使用する上で半減期は知っておく必要があります

    簡単に言えば血中の薬物濃度が半分まで減少すること、つまり薬物の効果が切れかかっている事を意味します

    薬物の種類により半減期は変動します、そして、日本ではその情報が得られにくいので英語圏のウェブページでの情報収集をおすすめします

    私は主にPsychonautWikiを 使用していましたがこれも既に古い情報サイトです、最新の情報はその他の海外フォーラムサイトでのレビューを閲覧する事をおすすめします

    基本、半減期を過ぎた場合、後記で説明する“落とし”を使用することをおすすめします


大雑把な説明ですが以下依存について語ります

    依存には様々な要因が考えられます、孤独感、家庭や職場での居場所の無さ、死別、ハラスメント、(性的を含む)虐待、等が挙げられます

    薬物による依存はそれらの避けられない困難から一時的に自己防衛をするために行われます、つまり薬物依存者は快楽に溺れているのではなく辛い現実を受け止め耐えながら一部 で逃避を行っているわけです

    そこを勘違いしないで欲しいです、乱用者は常に不条理な現実と戦っているのです

    また、依存には精神依存と身体依存があります

    精神依存は薬物を使用したいという欲求(脳の報酬に対する麻痺)から来るもので身体依存は身体的変調(体が震える、 不安感、うつ状態)から来るものです

    人や、薬物の種類、本人の置かれている状況によりますが依存にはどちらかの状態をはらみます


薬物入手によるストレスの悪循環

    薬物の入手には多大なストレスが生じます、手押し、郵送、個人輸入、全てにおいてです

    手押しは警察の職務質問、郵送は警察による囮調査、個人輸入に関しては税関のテ ラヘルツ波検査機による郵送物内部の非破壊検査とベテラン税関職員による外観調査、これらをパスしなければなりません

    もしかしたら暗号通信やメール、電話によるやり取りも傍受されてるかもと当人は不安がります、そういった過剰な不安を抱えつつ売人に接触しやり取り、取引に移るわけです

    そして入手できた場合、その緊張感から一気に開放されます、それは薬物の過剰摂取(オーバードーズ、ODと略す)や依存度を増す絶好の好材料になります

    依存者達はそんな桁外れの危険を犯してまで安堵を求めるわけです、非薬物経験者はその事を理解して欲しいです


最低限押さえておきたい回避策(いわゆる落としについて)

    落ち着かない、不安な時、BADトリップ時に必須なのが落としです

    簡単に言えば覚せい剤などはドーパミンの放出とその再取り込み阻害が原因なのでそれを止める必要があります

    私は主にジプレキサ(非定型抗精神病薬で、統合失調症様障害、過 覚醒、幻覚、妄想、などあらゆる症状に効果がある)を使用していました、また、インデラル(動悸、多動止めとして、ただし厚生労働省のスマートドラッグ規制に より今後個人輸入はできなくなるでしょう)や少量のベンゾジアゼピン系も有効です

    悪い使用例は主にベンゾジアゼピン系の単剤使用です、一時的に落ち着きますが今度はベンゾジアゼピンの依存に陥りやすいです

    基本的にベンゾジアゼピン系(BZD)は少量を他の薬と併用することをおすすめします

    どうしても気分が不調な場合、後記に説明する各県の精神保険医療センターへの通院をおすすめします


薬物症状とその離脱、薬物探索行動について

    薬物による外見的特徴はじっとしていられない、身動きが取れない、瞳孔が開きっぱなし、歯ぎしり、手や顔などの痙攣等 があります

    また「屋根裏に誰かいる、警察が常時見張ってる」などの妄想がある場合もあります

    部屋を散らかし何かを探している場合、若しくは売人と連絡を取ろうとしてる時、それは薬物探索行動です

    こういった場合、落としが使用されていない場合が多く県の精神保健医療センターへの診療をお勧めします

    県の保険医療センターは個人運営の精神科、心療内科と違って依存に関して寛容で(法 律で定められていても)警察への通報は(地域や場合によりますが)行いません


薬物とアダルトチルドレン、毒になる親について

    書籍として以下のものがあります“毒になる親: 一生苦しむ子供 ISBN-9784062565585

    これは親が過干渉になったりアルコール依存で子に悪影響を与えたり暴力や(性的を含む)虐待などが書かれた書籍です

    私の家庭はAC(アダルトチルドレン)の典型でした

    学生の頃から親に抑圧され暴力を振るわれ成人になってからも続きました

    こういった状況では何らかの(薬物を含む)物質依存に陥りやすいです

    心当たりのある人はできるだけその環境から離れ独立し、また親はそれに気がついたらそういった行動や言動は避けるべきです


国内物と海外のResearchChemicalについて

    これは古い情報になります、かつて2012年前後は脱法ドラッグの個人輸入が盛んでした

    それは国内の脱法ドラッグと違い混ぜもは無く単剤で効率よく作用して尚且とても安価だったからです、中身は国内物も リサーチケミカルも元は中国で製造された粉体です

    これには背景があり日本では法規制されていない薬物を複数混ぜリピート率を上げていたのに対して、海外のResearchChemicalはその名の通り名目人体摂取を目 的としない上研究用試薬という扱いだったからです

    私はそれにいち早く気づき個人輸入に飛びつきました、それは国内モノと一線を画するシンプルかつ強烈な作用でした

    私はそれに虜になり規制後も何度も輸入を試みました、しかし、後記する税関の目をかいくぐることはできませんでした

    現在では最も盛んだったEU諸国も法規制が強化され多くのResearchChemicalを扱うネットショップが店を畳む事になりました


税関について

    一部離島を除く国際郵便物の約95%以上が川崎東郵便局で引き受けられ税関検査も同時に行われます

    そこでは恐らく前記したテラヘルツ派検査機による非破壊薬物検査の上にベテラン税関士による外観検査が行われ違法と判断した郵便物については横浜税関により内部の開封と写 真記録等が個人別にファイリングされ何年も記録されます

    当時の税関の最終警告は郵便物の開封に関する連絡書です(現在はもっと厳しいでしょう)

    何度も短期間で違法薬物を輸入するとまず、税関と警察が令状を持って自宅へやってき家宅捜索が行われ取引したメールや薬物が無いか捜査が行われ尿検査を取られます

    しかし、これはまだ紳士的な対応です、次に来る警察は(完全に黒と知った上で踏み込むので)そこまで甘くはありませ ん

    税関は指定した日時に税関へ出頭させ輸入やその間違いが無いかどうかについて取り調べがありますが手錠はありませ ん、トイレや昼食時の外出も自由です

    また、警察は6月に麻薬撲滅デー、11月に覚せい剤取締デーを行うので税関の検査後、逮捕状が取れる最長4ヶ月はその期間で逮捕したいため猶予があることがあります

    税関も警察も早朝にワゴン車2、3台でやってきて捜査が行われます、パトライト等が付いたパトカーではやって来ません

    薬物取引に使われたパソコンを押収されました

   


逮捕、留置、裁判について

    逮捕は突然やってきます、早朝ワゴン車2台でやってきました

    逮捕状を見せられ即家宅捜索、薬物は無かったので出てきませんでしたが前記の税関での尿検査でフェニルメチルアミノプロパンが検出されたためその場で逮捕となりました

    スマホや携帯電話等は押収され調査されます

    この時、留置されるため服や下着等を選ばされます「お気に入りは持ってかない方がいいぞ」等言われます、服はスェットを持っていきました、これが最適だと思います曲がり曲 がっても外で着る普段着は保釈時のために1着のみで多く持っていかない方が良いです(どうせ長くても保釈金150万円以上があれば20日前後です、無いと裁判 が終わるまで4ヶ月程いることになります)、なぜなら留置場は夏は寒く冬は暑いからです

    刑事は情の厚い人で抵抗がなければ手錠は警察署前で付けてくれます

    留置前に軽い調査と顔写真、指紋採取、DNA採取が行われ留置場へ連れて行かれます

    留置場へは持ち込みが制限され靴など持っても行けませんが靴紐等全て外され保管されます

    また2日目には検察、裁判所へ連行されます、これは手錠をされ6時間以上狭く硬い椅子で待たされるので結構キツイです

    検察では使用した経緯や使用時の感想を聞かれます、これが裁判の証拠になりますので私選弁護士を通してから話すことも重要です

    検察の取り調べは3、4回行われ私は知っていること(不利なことも含め)を全て話しました

    昼食はジャムやクリームの少ないコッペパン3個と牛乳200mlでした、これも腹が空きこたえます(この時も手錠は付けたままで、警察の取り調べよりキツく締 められ痛いです)

    裁判所は裁判を除き初回のみです、国選弁護人をつけるか私選弁護人をつけるか選べます、国選弁護人は費用が掛かりません(ただし、裁判長が裁判費用の支払いを命じた場合、 その殆どが弁護士費用です、大体20~30万前後です)が所得によっては選べない場合もあり、私選弁護人より安いので役に立ちません

    検察が終われば既に夕食の時間です、冷たくまずい弁当を食べながら夕刻を過ぎていることもしばしばです、ご 飯に醤油かソースをかけると激ウマです花 輪和一の刑務所の中のエピソードは本当だったんだと涙し歓喜たものです

    留置場の中は退屈で何もすることがありません、唯一の娯楽は弁護士が持ってくる本(1度に3冊まで)や留置場で毎日貸し出される数少ない本や週に1度購入できる一部ゲスな 週刊誌や菓子や紙パックジュース等です

    石鹸やシャンプー、便箋、切手、ノートも買うことができ辞書や六法は貸出が可能です、風呂は4日に1度、狭い塀に囲まれた朝の運動は休日を除き行われます(主に他の留置者 との会話がメインですが度が過ぎると刑務官に注意されます)、その際、貸出の電動シェーバーでひげ剃りができます、現在はタバコは吸えません

    親や知人との面会もできます1日1回15分までです、弁護士との面会に時間制限はありません

    また、月に1度医師による軽い診断が行われます、症状を訴えれば薬が処方されます(例外もあり下痢や腹痛等警察上官に訴えればその対処をしなければならない法律があります 週1、2回程度で回ってくるので有効に活用しましょう)

    お薬手帳を持っていて既に服用中の人は薬が処方されます(が、刑務官はよく薬の種類や処方時間を間違えます)

    私は保釈金を払い保釈されましたその後1ヶ月ほどで裁判が始まり2、3ヶ月ほどで裁判は終わりました(身寄りがない場合ビニール袋を両手で抱えホームレスより酷い帰宅とな ります)

    裁判は裁判官や弁護士、検察との都合が合う日に行われます、つまり何度か行われそれなりに期間がかかります

    私は最終的に懲役2年6ヶ月、執行猶予4年を言い渡されました

    裁判にとって不利な情報はやはり検察です、覚醒剤は日本においてあまり重要視されてませんが幻覚剤等は“錯乱して他人に危害を加える”等の判断がなされるようです、なるべ く薬物事案に詳しい私選弁護人を選んで検察や裁判へ向けた(嘘はいってない話を)模索すべきです

    判決後は判決の内容により保護観察所や保護司への出頭が命ぜられます

    内容は保護観察所は後記SMARPP-24の 抜粋、保護司は他愛もないやり取りです(毎回保護司の愛犬の話をされてます、彼らに薬物の知識は皆無どころかステレオタイプな考えを持つ人の方が多数なので曲 がり曲がっても親の説得材料や辛い時の頼りにしてはいけません)

    保護観察所は2週間に1回全6回の読み合わせが行われます、その後も数ヶ月に一度家庭環境を知るために出頭があります(これは本当に仕事に不利です、まず正社員にはなれま せん)

    また家庭によっては執行猶予が切れるまで仕事以外半軟禁状態に置かれます、親は再犯を繰り返してほしくないという思いがあるようですが私はストレス発散や気分転換の場を無 くしてしまいます、その結果自殺衝動にかられても親は「あなたが犯罪なんて侵さなければ自由だったのよ」とまくしたてますがそれは間違っています、親は 「執行猶予を頂いた、これはあなたがその期間反省をし正しい普通の(普通って何ですか?:某心療内科医師談)生活をするために頂いたものだ」と認識してますが自分は「執行 猶予は過去の判例から当然であり執行猶予中の個人の外出は法律で禁止されていない」と言った具合です

    読んでいるあなたがどう認識するか置いといて後記SMARPP治療者は平然と1人で外出しています


治療について

    治療は個人の心療内科、精神科、大学病院を避け県の精神医療センターをお勧めします、これは裁判でも有利に働きます


神奈川県立精神医療センターについて

    県の精神保健医療センターは難治療者の最後の砦です

    ここでは初診時、違 法薬物の使用があるかどうか尿検査がされます、しかし県の精神医療センターには他の病院では(薬物依存以外も含む)治療が困難な患者を保護する役 目があるため(地域によっては)陽性反応が出てもこれを受け入れ受診を受けることが可能です、初診で全てを話し依存からの脱却を希望すれば投薬や認知行動療法 (SMARPP-24等)が行われ通院の際に再使用を報告しても問題はありません

    しかし、そこでも画期的な治療薬は無く眠剤や安定剤、抗精神病薬での治療がメインです

    後記SMARPP等の認知行動療法などがありますが私には効果がありませんでした(でも元シャブ中やアル中なのに皆明るく場は和やかでした、たまにDARCの幹部や治療者 も見学に来ます、これをDARCは医療機関との連携と謳っているわけです)

    神奈川県立精神医療センターでは初回時タブレットを使ったアンケートがあり、今後の治療方針に役立てられます

    アンケート内容によってはSMARPPからスコップに変更になることがありますがこれには面接があります、また心理検査等で自分の適性を調べる場合もあります


SMARPP-24、スコップ、自助グループ、その他について

    主に薬物患者が集まり自由に話し、その後SMARPP-24の内容に従い自意識の改革等が行われます

    スコップについてはまだ受けてないのでわかりません

    また薬物に関するNA(ナ ルコティクス・アノニマス)やアルコール依存のAA(ア ルコホーリクス・アノニマス)等の自助グループもあります

    更に、薬物依存の施設としてDARCがありますが(ビジネス面があり医療的治療とは言い難い場なので)私的にはおすすめできませんが、人によります(迷惑な家族を金で追い 出せる場としては破格ですが)


報酬に対する終わりなき戦い

    薬物経験者には他のストレス発散では計り知れない脳への報酬的刺激が起こります

    覚醒剤等一度その快感を覚えてしまうとそれを忘れるには大変長い時間が掛かります(短い例を上げればカチノン系の多幸感は半年程度の期間で当時の使用感を忘れました)

    しかし、治療者はその中でも一般の生きる喜びや楽しみを模索しつつ生きています

    クスリをやったら二度とやめられないと言ったステレオタイプのイメージは捨てるべきです

    彼らは薬物の欲求に対して常に戦っています、それを忘れないでください


突如現れるBADトリップ

    薬物を使用した人はその後何年と未使用の期間が空いても何かがトリガーになりいわれのない不安感に陥ります

    水の入ったペットボトルを見た時、綺麗なトイレを見た時、病院で採血される時、昔取引していた場所に行った時

    私自身このページを作成してる最中当時を思い出しBADトリップに陥りました、それぐらい何気ない事で発症します

    私はリボトリールとジプレキサで凌ぎましたが落としがないと大変です

    県の精神医療センターへ通い薬は次の通院まで絶やさず持っていましょう


心の隙間とアルコール、タバコについて

    国が認める合法で値段も安いドラッグが酒とタバコです

    治療者でも「シャブはやめられるけど酒とタバコはやめられない」と言うほどです

    これらは心の隙間に入り込み依存へと至ります

    暇、金が無い、孤独、絶望感そういった状況で陥りやすいです

    特にアルコールを連用してる方は仕事や生活習慣の改善を提案します(私は病院でされましたので)

    問題なのは金銭的に他に逃げ道が無いことです、まずはそこから脱することです


あとがき

日本においてなぜ元乱用者からの情報が少ないか、法規制、保護観察所、保護司について